活動報告|ライオンズクラブ国際協会 334-E地区(長野県) キャビネット

活動報告[キャビネット]

第38回 日本・フィリピン合同医療奉仕活動①

2013年2月9日~2月10日の2日間、第38回JMM(日本・フィリピン合同医療奉仕活動)がマニラ近郊の4つのサイトにおいて実施されました。

A班は1日目(2/9) Quezon City / Nagkaisang Nayon Elem.School
2日目(2/10) Cainta,Rizal / Cainta Municipal Hall
B班は1日目(2/9) Caloocan City / Kasarinlan Elem.School
2日目(2/10) Quezon City / Pasong Tamo Elem. School

日本からの参加者は、医療関係者・ライオンメンバーを合わせ177名を超え過去2番目の大部隊となりました。
第38回は、宿泊先であるマニラ・ダイアモンドホテルから約1時間程の近距離のサイトを選んだため毎年の様に、朝5時の魔のモーニングコールはありませんでした。しかし、ここ3年ほどでフィリピン経済が軌道に乗り始めマニラ中心部の街並みは目を見張るほど綺麗になってくる一方、郡部より仕事を求めて出てきた約30万~40万人ともいわれる貧困層の人々が都心部より車で15分も走らない所に生活をしているのが実態です。

A班・B班とも1日目は小学校が奉仕活動地でした。B班のキャサリンランの小学校は昨年A班が担当し想像を超える患者数に約2000人以上の未診療の人々を残したまま奉仕活動を中止し帰国した所であり、余りの無念さに再度サイトに選ばせてもらいました。そして約3000名を診察することができました。A班はナグカイサン・ナイヨンの小学校で予想に反して500人以上の眼科の患者さんに迎えられました。今回の眼科の先生は、日本サイドから初めてこのJMMに参加された眼科医でもあるL.細田お一人。初体験の診療は、想像を遥かに超えたものであり1時間目の診察患者数は30名程。この調子だと1日やっても150名いくかどうか? しかし、非常に丁寧で思いやりのある診察は、時を追う毎にコツを掴み、何とメガネ担当の中澤ZCとお二人で450名程を診察されました。そしてこの調子は翌2日目のカインタ市庁舎でも継続し、またもや予想に反して集まっていた500名程の眼科患者を最後の最後までお二人で診察仕切ったのでした。体力もさることながら気力と適応力に感服しました。ひょっとして細田先生は、JMMにピッタリの逸材かもしれません。
今回の一般物資としてのタオルをフィリピン現地で手配をしました。5色の小振りな厚手のタオルは評判は良く、自分の好きなカラーを選ぶ患者さんも少なくなかった様です。
B班の2日目のパソン・タモ小学校は今回最も狭いサイトで皆さんにご苦労おかけしました。
A班の2日目のカインタ市庁舎は、患者さんの流れが素晴らしく、診察開始後1時間30分程で、内科の薬が終わってしまいそうになる程でした。歯科も手配良く順調に患者さんを診療し現地サイドのお医者さんとの関係も上手く行ったようです。
今回は、医薬品関係の物資を可能な限り現地サイドで手配しましたが、薬剤師でもあるL.吉川の体力とやる気と明るさに大いに助けられました。皆さんの帰った後のホテルの倉庫で一人居残り翌日の薬の梱包を汗だくになりながら続ける姿に今回の成功を予感しました。

1年間ずっと勉強を続けこの日の為に、フィリピンサイドのカウンターパートナーのMs.ローズ・ヲンタンと100通を超えるメールのやり取りに追われ大使館・DSWDとの折衝に尽力した国際関係・LCIF委員長L.小出がアクティビティ当日、サイトにいないことが唯一第38回JMMの残念な所であり、いつの日か彼の努力が日の目を見ることを信じ、また彼の病よりの回復を全参加者が心待ちにしています。

今回のJMMは、177名の参加者のうち、約50名程は始めて参加された方であり、日本で他のメンバーから聞いていたお話と実際とはいかがでしたでしょうか?「百聞は一見に如かず」と言いますが、参加された方の個々の心の中にある何かが反応して、このJMMの感想となるとして、「日本で今までに経験したことのない新たな感動」があったとしたならば、大変嬉しく思います。

山下ガバナーの心配をよそに、殆ど予想どうりに問題も無く無事奉仕活動を終了することが出来ました。日本大使館・DSWD・リンペイ氏そして3年に渡り、リポビタンを無償で提供され、今回は医薬品までも提供していただいた大正製薬様・厚い友情で結ばれたパスカルガバナー率いる330-D2のメンバー・日本から参加された方々の金銭アクティビティ・労力アクティビティの賜物と心より感謝いたします。

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